あの時、あの日
東日本大震災から10年。
皆さんは、あの頃、どうされていましたか?
私は、職場にいました。職場の震度は震度5強でした。
丁度、繁忙期に入り、電話応対も多く、私は電話応対中でした。
急に同僚達の携帯から、あの独特な緊急地震速報が一斉に鳴り出しました。
私がお話していた方は、確か九州地区の方でした。揺れ始めてから聴こえてくる速報の音にハテナ?な感じでした。なので、今、結構大きめの地震で揺れているんです…と伝えたところ、慌ててテレビをつけ、東北が!東北が!!と教えてくださいました。
応対を終えた頃、一人の同僚は電話で話したまま、もう一人は机の下に頭だけ入れてました。他の部の同僚達は高層ビルで会議中…連絡なんて取れませんでした。
震度5強くらいで大騒ぎするなかれ、と言われてしまいそうですが、あの長い揺れは、忘れられません。
私は家に帰れず、職場で過ごし、早朝に帰りました。それまで、ずっと余震が続いたからか、半年くらい、ずっと自分が揺れているような感じでした。
あれから10年。
長くもあり、短くもありました。
それでも、この日には祈らずにはいられません。
今日は祈り、明日からまた1日1日を生きていきたいです。